自動車保険への加入はもはや常識ですね

様々な特色のある各社の自動車保険が好きで書いています

リスク細分型自動車保険

事故の発生率を詳細に分析し、運転者の運転状況や車の使用状況に合わせて保険の補償内容を変更できるのがリスク細分型自動車保険です。

リスク分散型自動車保険とも呼ばれています。

f:id:Limeflavor:20200717093150j:plain

リスク細分型自動車保険が登場するまでは、対人・対物・搭乗者傷害に車両保険を加えたパッケージ商品型保険が主流でした。

パッケージ型の特徴は、運転状況や車の使用目的に関わりなく一律で補償内容を設定するタイプの自動車保険で、運転する機会が少ない人でも運転時間が長い人でも同じ補償内容になっていました。

また、パッケージ型は事故歴が多い人であっても少ない人であっても保険料が変わらないため、不公平に感じられる部分でもあります。

運転者の車の状況や使用目的により事故発生率が異なることから、より詳細に区分を定めて保険料を設定した公平性の高いリスク細分型自動車保険が人気を集めるようになりました。

リスク細分型自動車保険は、例えば、車の運転時間が比較的少なく、日常やレジャー目的などで平日はほとんど車を運転しない人にとっては割安な保険料での契約が可能になります。

保険業法施行規則によれば、次のリスク要因で保険料に差をつけても良いことになっています。

・年齢
・性別
・運転歴
・営業用、自家用その他自動車の使用目的
・年間走行距離その他自動車の使用状況
・地域
・自動車車の種別
・自動車の安全装置の有無
・自動車の所有台数

年齢や性別、自動車の運転歴や車の使用目的、運転する地域や車の盗難防止装置の有無、さらには保有台数などにより保険料が変わってきます。

興味深いのは、運転する地域で車社会であれば車を運転する機会が増えるため事故率も高くなりますし、都道府県別に事故発生率も異なるため、事故が少ない地域であれば保険料は割安になるということになります。

リスク細分型自動車保険は車の使用状況によっては保険料が安くなる人がいますが、それとは反対に、保険料が高くなる人もいます。

例えば、事故歴が多い人や若い人など事故を起こすリスクが高い人の場合には、保険料が高くなってしまうという面もあります。

ですから、保険を申し込む前に自分の保険料がどれほどになるのか、さらには、安い人に比べてどれほど割高になるか、もしくはその反対になるかを調べておくことが大切です。

したがって、十分に納得したうえで自動車保険の契約を行いましょう。